2025年6月14日(土)午後9時過ぎ、埼玉県本庄市を通過する関越自動車道の下り線、本庄児玉インターチェンジ(IC)手前付近で、乗用車など少なくとも6台が関係する多重事故が発生しました。この交通事故により、現場は複数車線が規制され、後続の車両によって深刻な渋滞が発生しています。現在、警察と高速道路交通警察隊が現場で事故処理と原因調査を進めています。けが人の情報や詳しい状況については、確認が急がれています。
事故発生の詳細状況
事故現場は、関越自動車道下り線の本庄児玉ICから約数キロ手前の地点です。発生時刻は土曜日の夜間で、都心から帰宅する車やレジャーへ向かう車で交通量が多い時間帯でした。現場からの情報によると、事故は追い越し車線を含む複数の車線にまたがって発生した模様です。天候は晴れで、路面は乾燥しており、視界を妨げるような気象条件ではなかったとみられています。しかし、夜間の高速道路は速度が出やすく、わずかな運転ミスが大きな事故につながる危険性をはらんでいます。今回の多重事故も、一台の車がきっかけとなり、後続車が次々と巻き込まれる玉突き事故の様相を呈している可能性があります。
目撃者証言と現場の様子
事故直後から、現場を通りかかったドライバーによってSNS上へ多数の投稿が寄せられており、現場の混乱した様子がうかがえます。
- 「関越下り本庄児玉付近で事故渋滞だー 完全に止まるレベル…」
- 「本庄児玉あたりで事故みたいですよ💢」
- 「本庄児玉付近で6台絡む大事故かましてるやついる。二車線規制されてたけど、混んでなくてセーフ」
- 「関越自動車道 下り 事故 寄居PAより先 事故したて 渋滞しはじめ」
これらの目撃者情報からは、事故が広範囲に及び、複数車線を塞いでいたこと、そして事故発生直後から急速に渋滞が拡大していった状況が伝わってきます。投稿された画像には、破損した複数の車両が停止し、警察車両の赤いランプが点滅する緊迫した交通事故現場が写し出されています。突然の事故に、多くのドライバーが車内で長時間待機することを余儀なくされたようです。
警察による初動対応と調査の進捗
通報を受け、埼玉県警高速道路交通警察隊が直ちに現場へ急行しました。警察はまず、けが人の救護活動を最優先に行うとともに、後続車両への注意喚起と交通規制を開始しました。現場では、事故車両の移動と破損物の撤去作業が進められています。警察発表によると、現在、事故を起こした車両の運転手や同乗者から事情聴取を行い、事故発生時の詳しい状況を確認しています。また、各車両のドライブレコーダー映像の解析や、現場の実況見分を通じて、事故の正確な原因究明と、各車両の過失割合の調査を慎重に進めています。前方不注意、車間距離の不保持、急な車線変更など、様々な可能性を視野に入れて捜査が行われている模様です。詳しい原因調査の結果が待たれます。
交通規制・渋滞状況と迂回ルート案内
この交通事故の影響で、関越自動車道下り線は、寄居パーキングエリア(PA)を先頭に激しい渋滞が発生しました。NEXCO東日本の道路交通情報によると、事故現場付近では一時、二車線が規制され、通行可能な車線が大幅に減少しました。これにより、渋滞は数キロにわたって伸び、通過に1時間以上を要する時間帯もありました。警察は、通行止め解除の見込みについて「未定」としており、復旧作業にはまだ時間がかかる可能性があります。
これから関越道下り線を利用予定の方は、最新の道路交通情報を確認し、時間に余裕を持った行動を心がけてください。可能であれば、手前のインターチェンジで高速道路を降り、国道254号線や国道17号線などの一般道へ迂回することも検討する必要があります。ただし、迂回路も同様に混雑する可能性があるため、注意が必要です。
過去の類似事故と比較
関越自動車道では、過去にも同様の多重事故が複数回発生しています。例えば、2025年5月13日には東松山IC付近でトラックと乗用車が絡む事故が発生し、深刻な渋滞を引き起こしました。高速道路での事故は、一度発生すると多数の車両を巻き込み、大惨事につながりやすい特徴があります。特に夜間や交通量の多い週末は、ドライバーの疲労や集中力の低下が事故の引き金となるケースも少なくありません。今回の事故現場である本庄児玉IC付近も、緩やかなカーブや合流地点があり、運転には注意が必要な区間です。
交通安全への注意喚起
今回の交通事故を受け、すべてのドライバーに改めて安全運転の徹底が求められます。特に高速道路を走行する際は、以下の点に注意してください。
- 十分な車間距離の確保:前方の車が急ブレーキをかけても、安全に停止できる距離を保ちましょう。渋滞中は特に追突事故が多発します。
- 速度の抑制:天候や交通状況に応じた適切な速度で走行し、決して速度を出しすぎないようにしましょう。
- こまめな休憩:長時間の運転は疲労が蓄積し、判断力を鈍らせます。2時間に1回は休憩を取り、心身をリフレッシュさせましょう。
- 「ながら運転」の禁止:スマートフォンやカーナビの操作など、「ながら運転」は重大事故に直結する極めて危険な行為です。絶対にやめましょう。
- 渋滞末尾でのハザードランプ点灯:渋滞の最後尾についた際は、ハザードランプを点灯させ、後続車に注意を促すことが追突防止に有効です。
一瞬の油断が、取り返しのつかない事態を招きます。自分自身と大切な人の命を守るため、常に「かもしれない運転」を心がけ、交通ルールを遵守してください。
まとめと今後の続報について
今回は、2025年6月14日夜に発生した関越自動車道下り、本庄児玉IC付近での多重事故についてお伝えしました。この事故により、深刻な交通渋滞が発生し、多くの利用者に影響が出ています。警察が懸命に事故原因の調査と復旧作業を進めていますが、全面的な交通規制の解除にはまだ時間がかかる見込みです。けがをされた方の一刻も早い回復をお祈りするとともに、続報が入り次第、この記事で追記してお伝えしていきます。
本記事をきっかけに、改めて交通安全への意識を高め、悲しい交通事故を一件でも減らす一助となれば幸いです。日頃から安全運転を心がけましょう。
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