事故発生の詳細状況
2月4日(火)15時43分頃、北陸自動車道下り線 名立谷浜IC~上越JCT間において、時速120km/h以上で走行していた10トントラックが除雪梯団の最後尾に激突する事故が発生しました。現場は猛吹雪による視程200m未満の悪天候下で、積雪量が多い状況下での事故となりました。衝突の衝撃でトラックのフロント部分が大破する「爆散状態」となったとの目撃情報が複数のドライバーから寄せられています。
交通機関への影響範囲
事故発生を受けて同区間は直ちに通行止め措置が取られ、16時現在で約10kmに及ぶ大規模渋滞が発生しています。新潟県警察と中日本高速道路株式会社によると、復旧作業には最低2時間を要する見込みで、影響が上越JCT以遠の関越自動車道方面まで拡大する可能性が示唆されています。緊急車両通行路の確保が優先されているため、一般車両の通行再開は18時以降となる見通しです。
現場ドライバーの生々しい証言
事故直後を目撃したドライバーからは「除雪車のテールランプがかすかに見える程度の視界で、速度超過車両が無理な追い越しを繰り返していた」(Twitterユーザー@airlinepilot39 15:43投稿)、「衝突音が雪原に響き渡り、トラックの部品が半径50mに散乱した」(Twitterユーザー@kinotanhn11s 16:01投稿)などの証言が相次いでいます。現場近くのドライバーは「渋滞最後尾は既に糸魚川ICを超過しており、緊急の場合は同ICで降りるべき」(同ユーザー16:08投稿)と状況を報告しています。
気象状況と路面コンディション
事故発生時の新潟県上越地方は1時間あたり3cmの降雪を記録する猛吹雪状態で、路面温度-5℃における圧雪アイスバーン現象が発生。日本海側を通過する低気圧の影響で、瞬間風速15m/sを超える強風が横滑り事故を誘発する要因となっていました。国土交通省北陸地方整備局は事故1時間前に「冬用タイヤ必須・チェーン推奨」の路面情報を発表済みでした。
二次災害防止のための注意喚起
新潟県警交通規制課は16時20分時点で以下の緊急注意事項を発表:
1. 下り線利用車両は糸魚川ICでの降車を強く推奨
2. 上越JCTから関越道への迂回ルートに20km渋滞が波及
3. チェーン未装着車に対する通行規制を上越IC以東で実施中
4. 事故処理のためヘリコプターが現場上空を飛行中(写真撮影厳禁)
冬季道路利用者への専門家アドバイス
自動車安全運転センターの雪道運転専門官は本事故を受けてコメント: 「除雪作業車との衝突事故は前車の速度誤認が主原因。吹雪時の車間距離は乾燥路面の3倍(100km/h走行で150m以上)が必要。速度超過は路面摩擦係数低下で制動距離が指数関数的に延びるため、厳冬期の速度管理が生死を分けます」
最新復旧状況の確認方法
リアルタイム情報は下記公式チャンネルで確認可能: ・NEXCO中日本 北陸道運行状況Twitter(@NEXCO_HOKURIKU) 24時間体制の除雪作業継続中ですが、完全復旧には夜間を跨ぐ見込みです。
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